群馬県邑楽郡大泉町の医療法人 徹裕会 蜂谷病院
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肛門疾患について。

他の疾患に関しては写真をアップしてきました。

 

しかし肛門領域に関しては、

 

画像はちょっと・・・

 

いや、見てみたい!

 
と賛否両論の意見があります。
 
今回治療例を、アップさせていただきますが、モザイクをかけイラストで説明させていただきます。
 
アップさせていただく目的としては。。。
 
肛門は一人一人持っているもので、排便に関係する大事ところです。
 
だからこそ悩みがあるときは早めに受診していただきたいと思っているからです。
 
よくある訴えとしては
 
血が出る。便器が真っ赤に。肛門になにか挟まっている。肛門がぬるぬるする。ひりひり痛い。お風呂で戻している。 などなど・・・
 
当てはまりませんか?
 
このようにちょっとした悩みでも結構です。

 

毎日、肛門科はやっています。


2015年12月15日肛門科【診察ってどうするの?】

鼠径ヘルニアってどうしてふくれるの?

お答えします。

腹腔鏡手術の映像を使って説明いたします。

腹腔鏡手術とは小さい傷からカメラや鉗子(かんし)を使用した低侵襲な手術です。

 

 

 

この症例は両側例です。

左右とも野球ボールくらいの膨らみがありました。

上の写真は腹腔鏡でお腹の中から観察している状態です。

外鼠径、内鼠径の違いはヘルニア門(袋の入り口)が下腹壁動静脈の外側にあるか内側にあるかの違いです。

ここに腸管が入っていくため膨らみます。

今は腹腔内から治療する腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術というのもあります。

当院での治療は体表からですが、そのうち導入を考えております。


2015年12月15日ヘルニア【治療例】

鼠径ヘルニア 治療例①

本日は鼠径ヘルニアの治療例についてご説明させていただきます。

 

症例は75歳男性です。2年前から右鼠径部(足の付け根)の違和感があり、最近になって痛みも感じるようになってきたため当院を受診されました。

 

こちらが初診時の写真です。

 

 

お分かりのように鶏卵大の皮膚のふくらみがあります。

横になるとふくらみが消失します。

症状もあるため手術の方針としました。

腰椎が変形していたため麻酔は局所麻酔を選択しております。

(下半身麻酔でも行います。)

 

 

ヘルニア嚢というのが膨らみの正体です。伸びきった腹膜です。この袋の中に腸が出たり入ったりして症状が出現します。

近くに精索という男性特有の組織があるためこれらを傷つけないように丁寧に分けていきます。

メッシュを敷くスペースを十分に確保します。

もう一枚の写真はメッシュを挿入しているところです。

 

 

こちらがメッシュです。

メッシュは使用時は柔らかいですが、術後は自分の組織と結合して腹壁を補強します。

メッシュにはたくさんの種類があるため症例にあわせて選択します。

 

 

傷は約4cmでした。

頓服で鎮痛薬を処方しました。

抜糸も必要のない糸できれいに縫合しています。


2015年12月08日ヘルニア【治療例】


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