治療が成功して良かったですね。
何カ所も肛門科をまわったけど、軟膏対応しかしてもらえなくて・・・と外来でお話したのを覚えています。
手術後、診察に入ってきた笑顔がとっても素敵でした。
背筋もピンとしていて手術前と別人の様になっていましたね。
肛門はとてもデリケートな部分で日常生活に深く関わっている器官です。
写真のように腸が飛び出ている方はぜひとも御相談ください。
判りやすいように写真を掲載させていただきました。
直腸脱について
本来肛門の奥にある直腸が腹圧などにより反転しながら肛門の外まで脱転してしまう病態で、高齢の女性に多くみられます。頻度は少ないですが、若年者や男性にもあります。
[症状]
はじめ排便時だけの脱出ですが、進むと歩行時や立ち上がるだけで脱出するようになります。肛門から直腸粘膜におおわれた手のひら大の脱出がみとめられ、粘液や時には出血もあります。脱出時、疼痛(とうつう)を伴うこともあり、内臓が下降するなんともいえない不快感があります。便失禁を合併し、下着を汚染する場合も少なくありません。