花粉症シーズンがやってきました。
この時期になりますと気持ちが憂鬱ですよね。
くしゃみや鼻水のせいで、仕事や日常生活にも影響が出てしまいます。
今年になって初めてこれって花粉症?って方もいらっしゃいます。
毎週花粉症について更新していきます。
まずは素朴な疑問についてお答えします。
花粉症は、いつから治療するのがいいですか?
毎年、花粉症でつらい思いをしている方は、症状がでる前や症状が軽いうちから経口治療薬を開始することをおすすめします。予防的に薬を飲むことで、症状が出る時期を遅らせ、花粉が飛ぶ最盛期の症状を軽くする効果が期待できます。
医療機関で処方される薬とドラッグストアで市販されている薬は同じ?
町の薬局やドラッグストアで市販されている飲み薬(鼻炎薬)は、その多くが第1世代の抗ヒスタミン薬や初期の第2世代を中心にいくつかの薬剤が組み合わされた複合薬です。
一方、医療機関で処方される薬は第2世代抗ヒスタミン薬のより新しいものが主流です。新しい薬ですと眠くなるなどの副作用が少ないです。よい薬を希望されるようなら病院受診をおすすめします。
雨・曇りの日は花粉飛散が少ないというのは本当ですか?
雨の日は、花粉の飛散が少ないです。しかし、雨の日の翌日は、雨で落ちた花粉が乾いて再び飛散するので飛散する量はかえって多くなります。くもりの日も、風が強い日などは注意しましょう。花粉シーズンには、テレビの花粉週間予報をチェックしてからお出かけください。
どんな服を着ていても症状に関係ない?
衣服についた花粉を室内に持ち込むと、家の内でも症状がつらくなってしまいます。ウールなど花粉がつきやすい素材は極力避けた方がよいでしょう。
特にコートなどはすべすべした素材がおすすめです。女性の場合は、首筋をガードするスカーフの使用も効果があります。男女を問わず、つばの広い帽子をかぶるのも、顔や髪の毛につく花粉を少なくする効果が期待できます。また、静電気は大敵。市販されている花粉をつきにくくするスプレーなども有用かもしれません。必ず玄関で花粉をはらってから、家に入るようにしましょう。