下肢静脈瘤の治療は? |
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症状や患者さんの希望によって、様々な治療法があります。 |
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【 圧迫療法 】 |
医療用の弾性ストッキングや弾性包帯で、下肢に適度な圧力を与えることで下肢に余分な血液がたまることを予防し、下肢の深部にある静脈(深部静脈という下肢静脈の本幹)への流れを助けます。圧迫療法は、あくまでも症状軽減・進行防止が目的で、下肢静脈瘤そのものが治るわけではありません。しかし、下肢静脈瘤の治療上とても重要です。静脈瘤の患者でなくても手足のむくみでお悩みの方もご利用できます。日本静脈学会の『弾性ストッキングコンダクター』の資格も持っておりますので、それぞれにあったストッキングを選ばせて頂きます。 |
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【
硬化療法
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硬化剤を血管内に注入し、静脈の内側の壁と壁をくっつけて、血栓をつくり詰めてしまう方法です。基本的には細い血管に対して行います。網目状静脈瘤、クモ状静脈瘤がいい適応です。
外来で行い、日帰り治療が可能です。 |
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【
ストリッピング手術(静脈抜去手術)
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当院で最も多く行っている治療です。下肢静脈瘤の根治的な治療法で、弁不全をおこしている静脈を引き抜いてしまう手技です。全身麻酔、腰椎麻酔で行っている施設が多いですが、当院では局所麻酔で行い、翌日以降退院可能です。小さい傷数か所で行うため傷跡もほとんど目立ちません。根治治療であるため症状が軽快するのがよくわかります。 |
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治療は手術室で行います。
症例によっては日帰り手術も可能です。 |
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【
レーザー治療の手術
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NEW! |
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当院は下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術の実施基準による実施医、実施施設認定において、血管内レーザー焼灼術実施・管理委員会より平成26年6月24日に認定を受けました。
下肢静脈瘤におけるレーザー治療とは、逆流している大伏在静脈の中に光ファイバーを通し、レーザーにて血管の内側から静脈壁を焼くという治療法です。焼かれた血管は硬化し細くなり、血流が完全に遮断されるため、従来のストリッピング手術(抜去手術)と同じ効果が得られます。
ストリッピング術に比べ出血も少なく、数ミリの傷が1か所つくのみです。
ご興味のある方はご相談ください。 |
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