足の付け根が痛い。膨らみがある。
これらは鼠径ヘルニアによる症状です。
放置しておくとどんどん大きくなり、症状も強くなります。
腸がはまり込んでしまった場合、腸切除が必要な場合があります。
当院では腹腔鏡を用いた鼠径ヘルニア手術を行っています。
メリットは、
入院期間が短く、社会復帰が早いこと。
また、傷跡が小さく、術後の痛みが少ないです。
腹腔鏡下手術では、お腹に3ヶ所の小さな穴を開け、その穴からカメラと手術用鉗子を挿入し、お腹の中の映像をモニターで見ながら手術を行う方法です。メッシュといわれる人工補強材を用いて鼠径部の腹壁の補強を行います。
鼠径ヘルニア専門外来は毎日行っております。
2022年度の内視鏡外科技術認定医(ヘルニア)に当院の蜂谷裕之医師が合格しました。
日本内視鏡外科学会技術認定制度とは
日本内視鏡外科学会が腹腔鏡手術の審査(技術認定試験)を行い、内視鏡手術に携わる医師の技術を高い基準にしたがって評価し、後進を指導するに足る所定の基準を満たした者を認定する制度で、手術の領域別に申請・審査されます。
2021年度のヘルニア領域の合格率は16%でした。
北関東(群馬、栃木、茨木)においてヘルニアの技術認定を持っている先生は2人のみです。
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