【コメント】 |
5月5日は、子どもの日(端午の節句)として、男子の健やかな成長を願う行事が行われる日です。
蜂谷病院の病院食では、子どもの日によく食べられる柏餅やこの季節に旬を迎える食材を使い、患者様に喜んでもらえるような行事食を提供いたしました。
今回は、春の食材「筍」の栄養についてご説明いたします。 |
日本には大まかに分けて、春・夏・秋・冬の4つの季節「四季」があります。
四季それぞれに旬を迎える食材があり、それを食し季節の移り変わりを楽しむことができます。
今の季節「春」の旬の食材といえば「山菜類」が有名ですね。春の訪れをその香りで感じさせてくれます。 |
たけのこも「春」の食材の代表の1つです。
サクサクと心地の良い食感と、さわやかな香りは、たけのこならではの物です。
一時期、たけのこにはあまり栄養がなく、香りや歯ごたえを楽しむだけの食材という扱いでした。
他の野菜に比べるとビタミン類が少ないのでそう考えられていたのです。
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現在は、研究によって、たけのこには様々な栄養があると知られるようになりました。
たけのこに含まれる栄養で特筆すべきは、「食物繊維」です。日本人の1日の摂取量が不足しがちな栄養素の1つです。また、ミネラルでは「カリウム」が多く含まれています。 他にもたけのこ(水煮)の節の所についている白い粒状のものが「チロシン」と呼ばれるアミノ酸の一種です。取り除きがちですが、取り除かずに調理しましょう。 |
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食物繊維…便秘解消や大腸がんの予防、血糖値上昇の抑制、コレステロール吸収抑制。
カリウム…高血圧予防、むくみ解消。
チロシン…脳の活性化 |
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